ニコニコ農家の奮闘記

2017 4.29


年を重ねつつ

私達が就農する際に、すいか作りを教えてくれた師匠も

ご夫婦揃って80歳を超えてしまったわけですが、

今だに現役のすいか農家です。

 

ただ、師匠は苗づくりはやっていないので、3年ほど前から私達が育てた苗を

使ってすいか栽培をしています。

 

今日は師匠が植える苗を引き取りに来る日でした。

高齢のため、今年は栽培面積を減らしたのですが、

それでも前回は4月19日に500本、そして今日も500本

さらに、5月20日ころに450本の苗を持っていきます。

 

ご夫婦でそれぞれに軽トラックを運転して苗を引き取りに来ます。

さすがに足腰は弱ってきていますが、

苗をコンテナに詰める手さばきの速さにはビックリします。

師匠は「もう、おいちゃんも年だで、てきねぇよ」

(方言を訳すと、「もうおじちゃんも年を取ったから辛いよ」)

と、笑っていますが、手はしっかり動いています。

おばちゃんも「体力が続かなくていけないよ、でも面積を減らすのは淋しいもんだね」と

言っていました。この年齢でもそう思えることが素晴らしい。

 

私も、主人も80歳を超えても、こんなふうに仕事ができるだろうか・・・。

 

軽トラックの荷台に苗を積んで、

「ゆっくり行くでね」と二人それぞれに運転して帰る姿が

とても微笑ましい。

 

もう、来年はすいかを作れるがわからないなどと、

ここ数年、毎年言っていますが、

またそう言いつつ、もう数年頑張ってほしいものです。

 

 

 


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