

私達が就農する際に、すいか作りを教えてくれた師匠も
ご夫婦揃って80歳を超えてしまったわけですが、
今だに現役のすいか農家です。
ただ、師匠は苗づくりはやっていないので、3年ほど前から私達が育てた苗を
使ってすいか栽培をしています。
今日は師匠が植える苗を引き取りに来る日でした。
高齢のため、今年は栽培面積を減らしたのですが、
それでも前回は4月19日に500本、そして今日も500本
さらに、5月20日ころに450本の苗を持っていきます。
ご夫婦でそれぞれに軽トラックを運転して苗を引き取りに来ます。
さすがに足腰は弱ってきていますが、
苗をコンテナに詰める手さばきの速さにはビックリします。
師匠は「もう、おいちゃんも年だで、てきねぇよ」
(方言を訳すと、「もうおじちゃんも年を取ったから辛いよ」)
と、笑っていますが、手はしっかり動いています。
おばちゃんも「体力が続かなくていけないよ、でも面積を減らすのは淋しいもんだね」と
言っていました。この年齢でもそう思えることが素晴らしい。
私も、主人も80歳を超えても、こんなふうに仕事ができるだろうか・・・。
軽トラックの荷台に苗を積んで、
「ゆっくり行くでね」と二人それぞれに運転して帰る姿が
とても微笑ましい。
もう、来年はすいかを作れるがわからないなどと、
ここ数年、毎年言っていますが、
またそう言いつつ、もう数年頑張ってほしいものです。
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