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改定版!09どすいかなわけ

土肥農園では、自ら生産したスイカをある想いを込めて「どスイカ」と呼んでおります。
人は余りに常識や想像を遥かに超えた、もしくは行き過ぎだ!位な人の行動に、
ある種の飽きれ、そして感嘆と親しみをこめて「ド」をつけます。

 例えるなら、「どアホウ」、「ど根性」とか

常識や想像を遥かに超え、口にした時にただ笑うしかない位、美味しいスイカを作りたい。
そんな思いを込めて「ドすいか」とウチのスイカに命名しました。
ならば、その取り組みと想いとは・・・・・・・

・スイカの有機栽培の追及

まず土肥農園は何よりも徹底した「土作り」に取り組んでおります。
名前が土肥で土作りなんて出来すぎですが(笑)

農業の世界では有機栽培という言葉をいたるところで耳にします。
それでは有機栽培とは正確にはどのようなものをさすかというと

有機栽培は、化学合成農薬と化学肥料の使用が禁止され、

農林水産省の認可がある認定機関からの、認定を受け、
この認定を受けた生産者のみが、「有機農産物」
あるいは「有機栽培」、「有機○○」の表示とJASマークをつけて販売すること
ができることになっています。

土肥農園では決して多くはありませんが植物の健全な生育上、
必要と感じた状況では農薬を使用します。

ですから、世間一般での「有機栽培」とは違うかもしれません。

では土肥農園の考える「有機」とは何でしょうか

・「有機」とは

土肥農園では「有機」の土作りに取り組んでいます。

「ウチは有機肥料しか使わないよ」、「化学肥料は使わない。堆肥の投入に力を入れている」
なんて農家さんの話を良く聞くことがあります。
それでは有機の土作りとは本当はなんなのでしょうか?
「有機」という言葉の意味は「本来あるべき姿」。

その「本来のあるべき作物が育つ機能が有る状態」理想の土と作物の関係を作っていく作業を「育土」といいます。

育土とは「土壌構造を発達させ、機能を高める」ことです。

土の本来もっている力をフル回転に近い形で機能させること。それは、土と作物の相互作用を強めること、作物に反応する土、土を支配できる作物づくりへと繋がっていきます。
ですから、ただ人の話を聞いて堆肥を使ったからとか、有機肥料を使ったからといって土壌内の有機的環境が維持できるわけではありません。
その導入部、物質的基盤(土壌の物理性、化学性)を整えるまず第一歩として
年間を通じた土壌診断の活用を徹底しております。
土肥農園は独立後、1年目から徹底した土壌診断に取り組んでおります。
専門家と年間契約を結び、作付け前から、作付け終了まで、必要なタイミングに併せて、自分の畑の土を「土壌診断」という化学面の分析を行い、
それを元に土壌内に適切な成分バランスを維持しています。

入れるのも土作り、入れないのも土作り

数年にわたり、年間を通じた土壌診断による成分バランスの管理を続けて、バランスをきちっと整えると、窒素以外の肥料成分は全て土に保持されたものから供給され、如何にその保持成分を有効に利用するか、如何に窒素を効かすかが重要になります。せっかく整えた化学性が乱れるような堆肥や肥料を使う必要はないはないのです。肥料などの資材を畑に入れるのも土作りなら状況を見極め「入れない」のも土作りの大切な選択肢になります。

土壌環境の安定

 整えた土壌化学性資産を活かすには、作物の根張りが重要なので、根張りを良くするためのもう一つの物質的基盤、土壌の物理性(通気性や柔らかさ、団粒構造)改善、根の病気が大発生しない微生物や線虫などの生物性バランスの維持、根が速やかに伸び、機能を発揮する養分(窒素肥料)の使い方が必要と考えました。

・有機肥料の施肥

以上のような理由のもとに適正量の窒素成分補給に土肥農園は有機肥料のみを使用しています。それは窒素成分の補給に加え、有機肥料の投入により、土壌内の機能的循環が作物の根との関係も含め活性化を促進するからです。もちろん、それは成分バランスの管理が年間を通じて行なわれていることもより活性化に繋がる要因の一つです。

物理性改善と生物性バランス

物理性改善と生物性バランスのための土づくりとして、スイカ栽培終了に緑肥用ムギ(えん麦、またはライ麦)を作付け、約2ヶ月栽培し、堆肥1t/10aとともに晩秋に鋤込みます。ムギの根はスイカの入り込まなかった土壌をも耕し、スイカの吸い残しの肥料分もムギが回収して、緑肥体(有機肥料)化されます。堆肥は完熟豚糞堆肥(放線菌を主体にして発酵させているもの)を使用し、ムギの分解促進剤・有用微生物の住み処になると考えている。ムギが作土を深くし、ムギの腐熟化したものが翌春以降にじわじわと分解して地力になることを狙っております。毎年の堆肥投入によってバランスを乱れを防ぐために、1t/10aが適正だと考えています。この量を緑肥とともに鋤込んでいる分には、何かの成分だけが蓄積していくような変化は今のところ見られません。

ボカシ作りによる更なる土づくりを試行中

緑肥・堆肥の鋤込み時に、自家製の米糠を乳酸菌資材を用いて発酵させたボカシを一緒に鋤込み、発酵分解を促進するようにしています。その際の鋤込みは2段階に分け、最初は出来るだけ浅く鋤込み、鋤込んだ土壌に占める鋤込み資材の割合を出来るだけ高くして分解を促進し、2週間後に改めて深く鋤込みます。緑肥・堆肥を合わせると5/10a(生重)程度の有機物量が予想され、これを5?7cm程度の深さで鋤込むと、鋤込み土層の7?10%の重量に相当します。育苗用土に混ぜる堆肥などは重量比10%程度で用土の性状を変えることができるので、10%相当の有機物は鋤込み土層にはかなりの土壌改良効果が加わると思います。その際に有用微生物に優先して働いてもらうためにこのボカシ200kg/10aを加えています。これも肥料効果を期待しているのではなく、鋤込む緑肥量に対して3%程度あれば、ボカシをエサにして土着微生物が動くであろうという予想で使っています。そして2週間かけて鋤込み土層の土壌で微生物が動き出したところで作土全体に広げる。畑の土そのものを土壌改良材にするという考え方です。
 この方法に緑肥の鋤込み法を変更して2年目なので、その効果は検証中ですが、1年目の昨年08年には土が非常に軟らかくなる現象を確認しました。トンネルを止める杭が簡単に抜けてしまって困ったほどです。
 「土づくり」は、堆肥や資材を投入することではなく、それらの資材を活かして作物が育つ環境をどう創るかにあると思う。それが育土であり、「土づくり」と「肥料」を分けて捉え、そして結びつけて活用するという発想が、「有機」(作物が育つ機能が有る状態)の意味するところだと思っています。


この取り組みこそ、土肥農園の考える スイカの有機栽培の追及です。


農薬、除草剤、土壌消毒について

農薬について

最初に触れましたが、土肥農園では植物の健全な生育上必要と感じた状況では農薬を使用します。
「本来あるべき」健全な生育をした場合、人間と同様に病気や虫害の発生の可能性は低くなります。
しかし、それでも病気や虫害が発生する場合があります。
その時にスイカの健全な生育を守るために農薬を使います。
これが土肥農園の農薬に対する考え方です。
農薬を使用しないことや減らすこと自体を目的化せず、スイカが健全な生育をする栽培方法に取り組み、結果、農薬が減ってしまう。
このように本来あるべき取り組みの結果、農薬が減るのなら意味はあるし、そうあるべきと土肥農園は考えております。

除草剤について

土肥農園では過去に一度も除草剤を使用していません。
  1.4haのスイカ畑を除草剤無しで栽培することはそれだけで非常に大変です。
除草剤自体の毒性は低いと聞いておりますが、土壌団粒化に関わったり、根を守るある種の菌類を除草剤や死滅させると言われています。
後に出てくる「土壌消毒」も含めて、最初に触れた土作りと除草剤の未使用、土壌消毒をしないことは育土、土作りとはセットのようなものです。
自らの「実感」として結果を感じている以上、今後も土壌環境を守るために除草剤の使用はいたしません。

土壌消毒について

「連作障害」という言葉をご存知ですか?
同じ畑で同じ作物を続けて作ると病害微生物が蓄積され、土壌病害発生の原因となると一般的に言われており、また養分の過剰蓄積もその要因と言われています。
特にスイカは連作に弱く、土肥農園のある「波田町」一帯でも大きな問題です。
その解決方法として一般の農家はクロルピクリンという劇薬を土中かん注して、土壌内の病害微生物はもちろん、他の善玉といわれる微生物まで全て駆除してしまいます。
土肥農園では土作りでも触れたように、年間を通じて土壌診断を用いて養分のバランス、量を管理。また土壌内の微生物バランスも文中で触れたように、常に最適な環境に整える努力をし続けています。
土壌内の微生物全てを駆除する土壌消毒は「有機」栽培に取り組んでいる土肥農園の方向性とは真逆なアプローチ。それを行なうことは土肥農園の「有機」の土作りにとっての「敗北宣言」をも意味します。
永続的な農的土壌環境の維持。
このための最大限の努力は今後も続けていきます。

最先端農業技術の獲得を目指して


土作り中心に触れてきましたが、その他、スイカの植物生理など、まだまだ学ぶべきことは無数にあり、また最先端の農業技術を獲得するために年間20回以上の勉強会や視察会、そして学会やシンポジウムへの参加を自主企画して、高い志をもった仲間達と作物、農法、就農地などの壁を一切取り払って形で続けております。

これは土肥農園にとってのライフワークでもあり、仕事の領域を超えた「楽しみ」にもなって来ました。
これは今まで出会った素晴らしい仲間達、そして奇跡と言うしかないくらいの出会いを経てご縁をいただいた多くの最先端技術の指導者の皆さんのお陰です。
感謝の気持ちで一杯であります。

「どすいか」であるために

土肥農園で大切に考えているのは農産物そのもの美味しさだけではありません。
ここまで随分と長くスイカ作りについて触れきましたが、
実は私達自身がどういう人間であるかがそれ以上に重要なことと考えております。
私達は新たな生きる道として心機一転、農の道を選びましたが、その面白さ、素晴らしさをより強い実感として持てたのは、農作業や作物の生育に関われることはもちろん、それ以上に農業を通じて本当に多くの人と繋がれることが本当に素晴らしく、楽しくて仕方ないことが一番なのです。
「より多くの方と喜びや幸せを分かち合うこと」
私達の実感から出てきた土肥農園の経営目標です。
このために美味しいスイカを作り、そして利益をあげるのです。それ自体が目的ではないのです。
そしてその目標通り、最終的には人と人とのつながり、皆さまとのご縁が全てなのです。
そのためには「スイカ」そのものの美味しさはもちろん、私達が農家としての日々の生き方を通じて、いかに輝いているか、日々、人としていかに成長をすることができるかが最も大切なことです。

お客様に限らず、土肥農園とご縁のある方全てと共に幸せでありたい。
「どすいか」とは、そんな土肥農園の想いが詰まった言葉なのです。

   どうぞ「どすいか」をご堪能下さいませ。
































































































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すいかの生産・直売
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